■何年か前にNHKは『パラレル東京』という特集ドラマを製作していて、なんと田口清隆が特技演出の力作だったけど、今回は近々に発生することが確実視されている南海トラフ大地震に対する警戒をドラマで呼びかける。しかも、その際の最悪のシナリオと言われる、「半割れ」現象をフィーチャーする。
■南海トラフは近々に必ず動くけど、その際に南海プレートの西側で第一弾の巨大地震が発生した場合、日本列島の東側に「臨時情報(巨大地震警戒)」が発出され、まだ動いていない東側の国民の行動が制約され、津波危険区域の一週間自主避難が呼びかけられる。これにより西側被災地への支援が滞り、避難生活は長期化し、経済も長く停滞することになる。ドラマではその後「臨時情報(巨大地震警戒)」が解除された途端に東側で「半割れ」による巨大地震が発生するという、えげつない展開になる。
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実際に直近では、1944年の昭和東南海地震と46年の昭和南海地震のときに「半割れ」は起こっています。これまでは東側で起きてから西側で発生しているけど、その逆もありうるそうです。
今回のドラマは、西側でまず発生して太平洋岸の地方都市(高知)や大阪(梅田まで津波が)が被災し、最終的に東海から首都圏までも巨大地震の洗礼を受け、その被害の甚大さを想像させて終わるというシナリオになっています。