若い娘たち  ★★★

若い娘たち
1958 スコープサイズ 78分
日本映画専門CH
原作■石坂洋次郎 脚本■井手俊郎
撮影■小泉福造 照明■金子光男
美術■北辰雄 音楽■馬渡誠一
監督■岡本喜八

■小品流行文芸映画を岡本喜八が撮ると、これほどシャキシャキするという好見本で、小佳作。3人の姉が全て二階に下宿した大学生と結婚したことに、鳥かごの小鳥じゃないんだからと反発する四女(雪村いずみ)が、結局新しい下宿生と結ばれるまでを軽快に描く。主人公の反発は若者なら至極ごもっともでもあるが、周囲の大人は”自意識過剰”という病であると楽観しながらも気をもんでいる。テーマ設定はいまも通用する普遍性を持っている。
■大学祭の場面はミッキー・カーチスが地上波では放映できない歌を歌い、喜八節が炸裂する。サザエさんの被り物やミステリアンの衣装まで登場する楽屋おち(?)も適当感が愉しい。主人公の女友達が水野久美で、実に可愛い。まだ色気より爽やかさで売っていた頃だ。妹役の笹るみ子もアイドル並にキュートで魅力的だが、あまり大成しなかったようだな。
■ラストシーンに宝田明が今で言うカメオ出演しており、最後までサービス満点だ。

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