『ウルトラマンブレーザー』応援企画!田口清隆監督は「陸自一択」である!

■もうじき田口清隆がメイン監督をつとめる『ウルトラマンブレーザー』の放送が始まるので、応援記事を投入しておきたいと思います。田口監督がメインということは、当然軍事要素多めで、リアル志向になると思われますが、田口監督のそうした嗜好に関する面白い記事を発見しました。

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■それが、電ファミニコゲーマーというサイトに載った「いまの子どもたちは『モンハン』で怪獣を見ている」──特撮のプロが見た『モンスターハンター:ワールド』【カプコン藤岡要×『ウルトラマンオーブ』田口清隆監督対談】という記事です。ウルトラマンオーブの頃なので少し古いのですが、田口監督の嗜好のコアの部分が明快に語られています。以下のような部分は特に読みどころですね。(下線は筆者)

田口氏:
 僕の戦争映画・ミリタリー好きは、結局、怪獣映画好きの延長なんです。「怪獣に対抗する組織=軍」ですから。
 ちなみに、僕は自衛隊なら陸上自衛隊が好きなんですね。

藤岡氏:
 海上自衛隊ではダメなんです?

田口氏:
 怪獣が海から来れば、海上自衛隊で対抗しないとですが、僕は身近なもの──「今いる“この場所”が、何かに攻められたときに戦える人」が好きなんです。
 そうなると陸自一択。なもので、怪獣だったら陸上を攻めてくるヤツが好きで。

藤岡氏:
 『ウルトラマン』の怪獣も、とんでもない場所にはあまり出てこないですからね。だいたい街とか住宅街とか山とか。

田口氏:
 基本は地球じゃないですか。中には「M78星雲」が舞台の話もあるんですけど。
 僕は他の星にはそんなに興味がないんです。なんなら「そこは秘密のベールで覆っていてくれてもいいのに」と正直、思っていますから。

藤岡氏:
 とにかく近所に出てきて欲しいのね。

田口氏:
 突然、大都会をぶっ壊す怪獣が現れて、それとウルトラマンなり陸自がどう戦うかのほうが見たい。

藤岡氏:
 なんとなくわかります。自分の手の届きそうなところで展開する話は好きかも。

田口氏:
 怪獣に限らず、日常がどうにかなってしまう状態を映画で観たいんです。知らない世界じゃなくて、現代で。
 
(出所)「いまの子どもたちは『モンハン』で怪獣を見ている」──特撮のプロが見た『モンスターハンター:ワールド』【カプコン藤岡要×『ウルトラマンオーブ』田口清隆監督対談】
news.denfaminicogamer.jp

■「陸自一択」「他の星にはそんなに興味がない」・・・良いですね!「他の星にはそんなに興味がない」重要なのでもう一度書いてしまいました。その線で構築してくれると、『ウルトラマンブレーザー』も期待できますね!

■「怪獣に限らず、日常がどうにかなってしまう状態を映画で観たい」というのも、まさにわれわれの大好物であり主食であって、怪獣映画に限らず、怪奇映画もサスペンス映画も、日常が変貌したり、崩壊したりするプロセス(崩壊感覚とか落下感覚)を見たいというのが、いちばんの欲望であり快楽なんですね。(それは一面で、社会不適合者やアウトサイダーの現実逃避でもあり、現実への復讐心でもあったりするので、常に後ろ暗さを伴う快楽なのだけれど)



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