■終盤で自衛隊が動き出すと平成ガメラみたいに急にニュース音声で法的根拠が長々と説明されたり、自衛隊の『プライベート・ライアン』風の戦闘には田口清隆のこだわりが顕著だが、他の作品の影響が露骨なのは観ていて恥ずかしいのでやめたほうがいいと思うよとそっとアドバイスしてみたい気がする。いや、ほんとに田口清隆器用でいいと思うのだけど、器用貧乏にならないように気をつけようね。
■驚いたのは、制作を円谷プロが行っていないことで、コギト・ワークスという小さい事務所に下請けさせているのだ。脚本のいながききよたかという人はこの会社の取締役なのだ。