セカンドウェーブ急襲!ウルトラマンブレーザー#9から#13まで(感想/レビュー)

#9「オトノホシ」(脚本:植竹須美男 監督:越知靖)ブレーザーで一番の異色作で、東儀秀樹親子が出演して、オリジナル楽曲まで提供する謎の力作。ここまで振り切ったエピソードはウルトラ史上でも稀有なので、なにがあったの?と訊きたい。

#11「エスケープ」#12「いくぞブレーザー!」(脚本:足木淳一郎 監督:武居正能)は田口清隆とは専門学校で同級生で、田口組の助監督としても活躍した武居正能が持ち前の熱さを打ち出した力作で、もともと特撮プロパーではない武居監督もニュージェネ路線ですっかり特撮上手になった。本作もミニチュア特撮の見せ場の作り方が上手くて、マッチムーブ合成の使いかたや、市街地での怪獣ゲバルガ誘導作戦のサスペンスも効いた正攻法の演出で見応えがあるので、結構何度も見返している。

■本シリーズは田口監督がリアル路線を敷いたので、武居正能や中川和博も妙に重厚な演出を披露して統一感を生んでいるし、みなさん実力を発揮していると思う。その分、辻本貴則は割りを食ったと思うけどね。

#13「スカードノクターン」(脚本:足木淳一郎 監督:宮﨑龍太)は前半戦の振り返りを行う総集編だけど、助監督出身の宮崎監督がなかなか演出上手で見せる。V99絡みの新情報まで盛り込む、なかなか技のある一遍。

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