ウルトラマンブレーザー#4「エミ、かく戦えり」を考察なしで堪能する


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■第4話「エミ、かく戦えり」(脚本:継田淳、監督:辻本貴則)出ました。基本的に情報担当のエミ隊員は毎回いろんなところに潜入捜査していて、七変化を見せる趣向らしい。MIT出身の天才だけど、特殊部隊の諜報要員出身という無茶な役をどう演じるのか?今回は社長秘書だけど、クライマックスはボディガード2名と激しい近接戦闘を展開し、その戦闘スキルの高さを見せつける。間違いなく今回の白眉といえましょう。こうした趣向は辻本監督のお手の物なので、安心して観てられますね。「THE NEXT GENERATION パトレイバー」の「遠距離狙撃2000」は傑作でしたからね。あれで辻本監督の名前を憶えました。

■一方で特撮シーンは意外と薄味で、たしかにオープン撮影とかナイトシーンのリアルな照明設計とか凝っているけど、辻本監督らしい稚気が感じられないのは残念。自動車や電車がリモコンや操演でミニチュアセットを走り回ったり、地割れや陥没で怪獣の出現を祝いだり(ここ大事!)といった、すでにファンの間でトレードマークとなったおなじみのギミックをあえて使わなかったようだ。今後の新機軸に期待したい。

■防衛隊の機密文書を電子化する際に紙の文書が杜撰に廃棄されて流出していた件は、実際に似たようなことがあり、実になんともリアルです。そのまんまです。

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