ついにメインアンプ更改か!?
久しぶりのオーディオネタですよ。本ブログは特撮趣味、映画趣味の記事がメインですが、最近なぜかオーディオコーナーの来訪者が多いのです。嬉しいことです。(あまり映画見てないからですよ!全然映画館行ってない!)
でもこんな寒い時期には外に出ずに、お家の中でぬくぬくとオーディオ三昧がお薦めですよね!なぜか寒くなってくると、新しいアンプが欲しくなってくる奇病です。
導入の経緯
現在メインで使用中のSONYの30年前のエントリークラスの名機(?)TA-F333ESRですが、ソースダイレクト系統がブツブツ途切れるという状態で、ソースダイレクトのスイッチを切り、しかしトーン機能もオフの状態という、中途半端な経路で聞いてます。
トーン回路は通していないのに、ソースダイレクトより多少メリハリがきいている状態ですが、音質的には却って鮮度が高くて悪くないのです。
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しかし、さすがに全体にへたってきたので、お買い得な新しいアンプを模索していたところ、YAMAHAのアナログアンプが目に入りました。
高級機に移行して安泰な気分に浸るのはもう少し先延ばしして、もう少しの間は、実力あるエントリー機で味の違いを遊びたおしてみたいと思って物色していたのですが、結局YAMAHAのA-S501を中古で買いました。
三兄弟の秘密
このシリーズはA-S301、A-S501、A-S801の三兄弟で構成されていますが、A-S801はUSB DACがついているので少し高くなっています。A-S301とA-S501はシンプルなアナログアンプです。
しかし、この三兄弟機には秘密が隠されていたのです。その証拠がこの写真です。robertohouse.com
そうです、この三兄弟機は、中身がほぼ同じだったのです!A-S301とA-S801では、値段が倍以上違うというのに!
まあ、A-S801はUSB DACの分高いので単純な比較にはなりませんが、素人のぱっと見では、ほぼトランスの大きさの違いだけに見えますよね。
もちろん、アンプのかなめはトランスの性質なので、トランスが違えば音質も異なりますから単純には言えませんが、まあUSB DACにも電力を供給するとなると原理的には不利なので、USB DACなしで、トランスの大きいほうが音質的には有利という考えかたで、A-S501を選択しました。
新品で買っても価格的には知れてますが、あまり長く使う気もないので、ちょうど頃合いの中古機が出ていたのを発見して、ポチっと購入してしまいました。
使用感について
使用感の感想ですが、操作感の第一印象は、端的に言って安っぽいです。デノンのエントリー機の方がずっと質感が高いです。
セレクトスイッチの切り替えの感触にしても、ボリュームの素材感や回した時の手ごたえなんかも、完全にプラスティック感満載で、安っぽいものです。
これが三兄弟同時開発のコストカットの影響でしょうか。ツマミはペラペラのプラ製ですからね。明らかに外観にはコストをかけていません。
コストのほとんどが中身に傾注されていると考えるのはYAMAHAに好意的すぎるでしょうか。
基本的な音質はどうなのか?【SC-CX101で聞いてみた】
明らかにハイ上がりですね。低音が出てません。分厚い音が好きな人は嫌うかもしれません。
スピーカーはデノンのSC-CX101なので、アンプによっては(ONKYOとか)、かなり低音が出すぎてブーミーになるほどの濃い目の性質ですが、まったくさらっと、あっさり味で鳴ってます。低音過多には全くならない。しかも、かなり高音域が細かく聞こえる。
ただ、このスピーカーの持ち味の濃い美音体質はかなり薄くなり、女性ボーカルも湿気と粘りが減ってしまう。他のアンプ(ONKYOですけど!)で経験したことがある、びっくりするような低音は出しませんね。これがYAMAHAのナチュラルサウンドというやつなのでしょう。
SONYのTA-F333ESRと比べてわかったのは、明らかに音の重心が高くて、精細で細かい音が解像されている現代的な”ハイファイ”な感じですが、スピーカーとの相性によっては、高音が耳に刺さるかもしれません。
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基本的な音質はどうなのか?【SX-500Ⅱで聞いてみた】
実際、VICTORのSX-500Ⅱを繋ぐと、スピーカーのツイーターが優秀ではきはきした性格のせいもあり、中高音から高音に関して強すぎるほど明瞭と感じることも。
TA-F333ESRで鳴らした時には、中音域のメリハリと前に出る性格のおかげでボーカルや人の声が非常に聞きやすく明快なのだが、あまりきつさは感じたことがなかった。
アンプによる音の違いは少ないとも言われるが、こうして比較するとやっぱり確かに違うもんですね、と実感した次第。
基本的な音質はどうなのか?【SILVER RX1で聞いてみた】
一方、MONITOR AUDIOのSILVER RX1は意外にも高音の刺さる感じは少なくて、ちゃんと解像しているけど、強すぎないようですね。
解像度高めで、メリハリ多めなキャラクターのスピーカーなので、オーケストラとか映画鑑賞などのスケール感の大きいソースがそもそもピッタリなんですが、このアンプは低音が派手に拡散するけど、実際は重低音を鳴らしていないという感じですね。
全体の音のバランスはちゃんと取れていて、上から下まで不自然さはないけど、そこだけ聞くと沈み込むような低音は出していない。
無理して重低音を出すとスピード感が削がれるから、音の細密さとスピード感優先で、あっさりとした音を鳴らす(=”ナチュラルサウンド”?)というこのアンプの性格は、その意味で明快です。
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この記事続きます!
思いのほか、長くなってしまったので、記事を分けることにしました。記事の(その弐)は近日公開予定です!
このA-S501というエントリークラスのアンプ、実はかなりパワフルなアンプであり、意外なポテンシャルを秘めていたという事実が明らかになります!
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