さすらいのオーディオ試聴旅!ビックカメラなんば店の巻 KEFのQ150がいい感じ!

■ちょっとしたついでに難波のビックカメラのオーディオコーナーを久しぶりに訪れてみました。まず場所が変わっているので驚きましたが、一応閑静な場所が用意されているので安心しました。しかも、他にお客さんもいない。

■ただ、品揃えが偏っていて、スピーカーはダリ、B&W、ポークオーディオ、タンノイくらいしか置いてないです。モニター・オーディオも見かけなかったなあ。CDが入っていたのは、中島美嘉のアルバムでした。

■むしろ、アンプの切り替えでアンプの素性がよくわかりました。スピーカーをタンノイのStirlingGRに固定して、アンプを切り替えると、デノンのPMA-600NEはさすがに味付けが派手。これは明らかに目立ちます。元気なのは確かだけど、キンキン、カンカンのドンシャリの世界ですね。でもJBLのL52 Classicとはよく合います。
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■StirlingGRのまま、アンプをヤマハのA-S1200に切り替えると、ずっと静かに大人しくなりますが、精細で不足は感じません。品が良いです。

■我が家で使っているA-S501に切り替えると、どうでしょう。。。あれ、差がわからない。StirlingGRは同じく気持ちよく鳴ってます。切り替えスイッチを交互にいれてみますが、目をつぶればどちらのアンプにつながっているのかほぼわからない。まさに不都合な真実です。A-S1200の方が僅かに低域が引き締まっている気はしますが、もともとが低域は絞り気味なヤマハのアンプなので、分かりやすい差は感じられない。

定価ベースで、A-S1200は286,000円(税込)、いっぽうA-S501は71,500円(税込)で、実に4倍(測ったようにぴったり)の差があるのですが、たぶんブラインドテストで聴き比べすると、その差は分からないと思います。。。

■これ、オーディオ趣味界隈の深い闇ですね。この、あるかないかわからないくらいの微妙な音質の変化を求めて、4倍、5倍のコストを投入しようかという気になってくるというのですから、オーディオ沼は恐ろしい。客観的に考えて、気の迷いとしか言いようがありません。まあ、デノンとマランツみたいに、誰が聞いても明らかに音質が異なるものもありますけどね!

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■タンノイのStirlingGRが良いのは一聴瞭然で、これがあれば満足できるのは確かなのですが、試しにKEFのQ150に切り替えてみると、、、おや?これで十分じゃないか?ボーカルが鮮明に聞こえるし、勢いがある。声に艶じゃなくて張りがある。音場の広がりも気持ちいい。どちらも同軸スピーカーなので、個人的に同軸の音が好きなのかもしれない。試しにKEFのQ550に切り替えてみたけど、これはあまり鮮烈じゃない。スピーカーと耳の位置関係の問題かな。Q150は低音がブーミーという話も聞きますが、試聴コーナーのセッティングにもよるかもしれません。全く違和感はなかったですね。

DALIのSKEPTOR6は明らかに派手目なAV用途的な味付けで、でも一見、印象が良いですね。いわゆるドンシャリな味付けだと思いますが、スケール感が出るので、映画を見るのには良さそう。ただ、狭い部屋だと音が飽和するかも。安いクラスなのに実に優秀という印象で、使い方次第で音楽用にも十分いけると思う。

■でもクリプシュがなかったので、残念だなあ。なぜかクリプシュのトールボーイに心惹かれる。。。

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