ランペイジ 巨獣大乱闘 ★★★

Rampage
2018 スコープサイズ 107分
Tジョイ京都

ランペイジ 巨獣大乱闘■お話は中学生でも考える程度の単純なもので、怪獣映画の肝であるはずのサスペンスが全くないのだが、それでも十分に楽しい怪獣娯楽活劇。CGはウェタ・デジタルなので、怪獣たちの動作に変な誇張がなく自然で嫌味がない。
■監督はロック様と相性がいいブラッド・ペイトンなので、短いシーンでロック様の人の良さをコミカルに描くのが上手くて、展開に淀みも無駄もない。怪獣たちの乱暴狼藉にはもっとサスペンスが欲しいところだが、とにかくお話を転げることが優先なので、まあ目をつぶろう。ロック様の大活躍を観た〜という満足感と怪獣大暴れの痛快さをたっぷりと味わえる良作ですよ。おまけに、「クズは協力しあえ」という貴重な教訓まで裏テーマで盛り込んであり、なかなか侮れない。
■悪役が姉弟というのも珍しく、ちょっとタイムボカンシリーズの悪役みたいなのもお楽しみで、情け容赦ない最期まで大いに楽しませる。
■ギャレゴジが金子修介平成ガメラを参照したように、本作では『小さき勇者たち』の田崎ガメラを参照していることは確実で、ワニゴン(ほんとはリジーっていうんだよ)の大暴れの痛快さは、完全にジーダスを下敷きにしている。高層ビルを舞台とする戦い方もまさにトト対ジーダスそのもの。悪役の容赦ない最期も昭和ガメラの風味だなあ。
■残念なのは音楽に個性がないことで、全く印象に残るメロディが無いこと。あとは、ロック様が最後に巨大化しないことかな。それは続編のお楽しみってことかな。