The Final Girls
2015 スコープサイズ 91分
DVD
■スラッシャー映画のようなタイトルだけど、実際は、80年代に製作されたカルトなC級スラッシャー映画の中に入り込んだ若者たちがいかにして生き残って現実世界に生還するかというコメディ映画。いかにも低予算映画なので日本では劇場公開されなかったが、好き者にはたまらない映画の中に入ってゆく映画。しかも、その映画の脇役で殺人鬼に惨殺される女優は、ヒロインの母親で・・・という母娘ものの要素が盛り込まれて、泣かせるコメディとなっている。
■ヒロインがタイッサ・ファーミガで、我らのヴェラ・ファーミガの年の離れた妹。確かに、まだ若いね。目元がそっくりなのもいいね。脇役ではアダム・ディヴァインの吹っ切れたバカ演技が最高だし、お色気担当のアンジェラ・トリンバーという女優のプロ根性に感動した。まあ、日本でいえば久本雅美なんだけど。
■ただ、それほどウェル・メイドでもないし、今一つ突き抜けないコメディ映画という印象だなあ。さすがにタイッサ・ファーミガの素材の良さは間違いないけどね。