■主要な映画は見ているけど、萩原遼の『乱れ星荒神山』とか、吉村公三郎の『夜明け前』とか、内出好吉の『草間の半次郎 霧の中の渡り鳥』、大西秀明の『吸血死美人彫り』、井上梅次の『第三の影武者』など、未見のものも多い。
■60年代後半の東映ポルノ時代劇が多いのも特徴で、そのほとんどに脚本家として掛札昌裕が関わっているし、それ以前の時代劇には助監督として参加していたりする。このあたりは趣味性も高いけど、実際観ると納得かもしれない。いまだに『エロ将軍と二十一人の愛妾』なんて観られない。
■1970年代に入ると東映も大映も時代劇を作らなくなるので、日活ロマンポルノが多くなり、田中登の『㊙女郎責め地獄』は当然登場するけど、これも未見。曽根中生の『色暦女浮世絵師』も有名らしい。そうそう、東映はにっかつに対抗して散発的にエロ時代劇を作っていて、田中陽造がかなりシュールなものを書いていたようだ。『下苅り半次郎 ㊙観音を探せ』は小池一夫の劇画原作らしいので奇抜なのは当然だろうけど、関本郁夫の『大奥浮世風呂』も良さそう。関本郁夫は良いからなあ。
■池広一夫の『ひとり狼』はもちろん『おんな極悪帖』もプッシュされていて、監督自身のお気に入りらしい。
maricozy.hatenablog.jp■中川信夫の『八百万石に挑む男』とかマキノ雅弘の『仇討崇禅寺馬場』はもちろん出てくるけど、佐伯清の『加賀騒動』がないのは解せないなあ。まあ、橋本忍が多いので、割愛したのだろうけど。
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■桂千穂はもちろん脚本家として映画を中心に書きまくったけど、聞き書き本でも貴重な仕事をしていて、後世に大きな貢献をした。本書もその一角だけど、以下の名著はますます価値を増すだろう。

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