96時間 レクイエム ★★☆

Taken 3
2015 スコープサイズ 109分
イオンシネマ京都桂川

■お楽しみのシリーズ完結編だが、個人的には、これ96時間シリーズじゃないと思うなあ。96時間シリーズは、アメリカのおっさんが外国で傍若無人な大暴れをして何事も無かったかのように本国で平和な生活をしているという1作目と2作目の筋立てが全ての肝で、これをフランス人が製作しているところに色濃いアメリカに対する批評性があって成功したのに、本作ではその枠を外してしまった。
■しかも、1作目、2作目にあった斬新なサスペンス演出とアイディアが、何故か踏襲されていない。96時間は、リーアム・ニーソンのアクションというよりも、サスペンス映画としての斬新さが二つ目の肝だったのに、それも何故か放棄。いかにも脚本作りに何か障害があったに違いないと感じさせる凡作になってしまった。何があったのかなあ。外国では豪快に大暴れできたけど、本国アメリカでは殺人犯と疑われて地味に逃げ隠れしかできないという構図の反転に脚本の意義を認めるべきなのか?でも、それじゃ面白くならないでしょ?(続く)