それは山村工作隊の亡霊!『恋とゲバルト』第4巻

■勢いづく天啓大全共闘は一気に自治会館を占拠しようとするが、民若の裏組織「黒ヘル部隊」が乱入、圧倒的な戦闘力で学生たちは窮地に。そのとき、前線に動員された「赤い北斗」と「悟空」は。。。

■ついに「赤い北斗」と「悟空」の一騎打ちで、互いに実力伯仲のライバルと認識する展開に。暴力革命反対を標榜する穏健派民若の裏組織で、暴力行為を担当する共産党のゲバルト組織「黒ヘル部隊」が登場する。労働者や外国人らによる傭兵部隊で、経済的に恵まれる大学生に対する怨嗟の念が暴力を苛烈なものにする。

共産党山村工作隊はフィクションを作るときに気になる興味が尽きない話題なんだけど、ああなるほどこうひねって使うのかと感心。昭和戦後史の闇を俯瞰する感があり、今後「3億円事件」の犯人なども絡んでくるのではないかと勝手に妄想するが、如何に。というか、そうしてほしい!

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