■ついに「赤い北斗」と「悟空」の一騎打ちで、互いに実力伯仲のライバルと認識する展開に。暴力革命反対を標榜する穏健派民若の裏組織で、暴力行為を担当する共産党のゲバルト組織「黒ヘル部隊」が登場する。労働者や外国人らによる傭兵部隊で、経済的に恵まれる大学生に対する怨嗟の念が暴力を苛烈なものにする。
■共産党の山村工作隊はフィクションを作るときに気になる興味が尽きない話題なんだけど、ああなるほどこうひねって使うのかと感心。昭和戦後史の闇を俯瞰する感があり、今後「3億円事件」の犯人なども絡んでくるのではないかと勝手に妄想するが、如何に。というか、そうしてほしい!