快作の予感!学園闘争浪漫活劇『恋とゲバルト』1巻

■久しぶりに漫画を買って読みました。細野不二彦の『恋とゲバルト』。昭和43年の政治の時代、学園闘争の波乱の時代、「悟空」と呼ばれることになる超右翼の古武道の剣客とヌンチャクを駆使する左派セクトの刺客「赤い北斗」の運命的な対決を描く(はず)の学園大ロマン。

■いまだにこうした手書き風味満点の「漫画」が生きていたことに感心したし、作劇の旨味も満喫した。これじゃないと漫画を読んだ気がしない。

■当然のように「悟空」は「赤い北斗」と恋愛関係(初恋?)にあり、しかもこれから1年の間に「赤い北斗」の父親を殺すことになるらしい。その父親は、多分警察か機動隊の指揮官だろう。でも、超右翼であるはずの「悟空」が何故体制の守護者を手に掛ける必要があるのか??ああ、気になって仕方ない。第二巻購入決定!

■実は『怪獣自衛隊』も買ったんだけど、これは楽しい大怪獣漫画。ただ、アプローチの仕方に意外と新味がなく、よくあるリアル・シミュレーション路線の怪獣ドラマ。これはきっとアニメになるし、アニメで観たいお話。もちろん実写のほうが嬉しいけど、まあ無理ですね。

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