ベトナム戦争の終結時期を設定して怪獣たちの歴史と人類の現代史をリンクさせた刺激的なアイディアなのに、それが十分に生かされず、小ネタにとどまったところが、やはり残念で食い足りないと初見時に感じたところだが、改めて再見すると、やはり戦争がテー…
日本映画名作100選に入ったりする関係で(といってもかなり昔の100選だけどね)、日本映画史的には必見の映画なので、過去にも観たし、アマプラに入ったので改めて観たけど、巷間言われるほどの映画だろうかというのが素直な印象。
「川本くん、去年の6月15日の夜はどうしてた?」安保闘争の機動隊との衝突で女子大生、樺美智子が死んだ夜、ノンポリの川本はバイトで疲れて寝ていた。丸根女史は当然安保闘争のデモ隊の中にいた。「静かだわ、まるで百年もたってしまったみたい」
日活名物、というか笹井英男プロデューサー名物、エレキ歌謡映画の一作で、前作『二人の銀座』が好評だったらしく、こんどはカラー映画に格上げされた
なんとなく難病メロドラマだろうという印象しかなく、全くマークしていなかったが、何気なくアマプラに入っている(!)のでいちど観ておくかと観始めると、途中から姿勢を正して観ることになりました。という隠れた傑作。明らかに早すぎた、攻めすぎた女性…
さすがに難しい。。。正直な第一印象はそんな感じ。いきなり「えんかんのことわり」と言われてもですよ。「円環の理」と書きますけど、なんと説明すればいいのやら??
物語のテーマとしては、確かに浄土宗や浄土真宗の考える阿弥陀如来のイメージが確実にあり、原作者&脚本の虚淵玄はSF的な思考実験のすえ、意識せずにそうなったものと思われる。でもなんだか懐かしい展開で、小松左京とか光瀬龍とかのSF小説を思い出します…
しろばんば芦川いづみAmazon 基本情報 しろばんば ★★★ 1962 スコープサイズ(白黒) 101分 @アマプラ 企画:大塚和 原作:井上靖 脚本:木下惠介 撮影:山崎善弘 照明:熊谷秀夫 美術:松山崇 音楽:斎藤高順 監督:滝沢英輔 感想 ■井上靖の有名な自伝小説…
大幹部 無頼 ★★★☆ 渡哲也の出世作で看板シリーズ、無頼シリーズの第二作。第一作が『「無頼」より大幹部』で、二作目が『大幹部 無頼』というタイトルで、わかりにくいことこの上ない。
映画封切り時には、原作、脚本、監督が女性ですよというのが惹句で、女性観客に訴求することが企画意図だったようだ。とはいえ、全盛期の和田夏十の脚本なので、単純なメロドラマにはならない。