■以前の記事でお約束どおり、ChatGPT(無料版)を使ったAIによるシナリオ試作第一弾『UFO Girls Sketch』を以下のとおり公開します。さて、その出来はいかがなものでしょうか?
■ところどころ、?なニュアンスや強引な展開もありますが、そこは敢えてとぼけた「味」と好意的に解釈して残しています。
■以前の記事でお約束どおり、ChatGPT(無料版)を使ったAIによるシナリオ試作第一弾『UFO Girls Sketch』を以下のとおり公開します。さて、その出来はいかがなものでしょうか?
■ところどころ、?なニュアンスや強引な展開もありますが、そこは敢えてとぼけた「味」と好意的に解釈して残しています。
シナリオ「UFO Girls Sketch」(第9稿)
作:まり☆こうじ
(F.I)
◯カフェ
放課後、カフェで女子高生二人が座っている。
未知は余裕の表情でドリンクを飲み、サエはストローを噛みながら不満げ。
サエ「はあ……なんで未知、そんなに速いの」
未知「いや、普通でしょ」
サエ「いや、普通じゃないでしょ。体育の50m走、私より0.3秒速かったし」
未知「まあ、私、昔から走るの好きだったし」
サエ「私は嫌い。特に、未知に負けるのが」
未知「それは精進していただいて……」
サエ「ムカつくなあ!」
未知、笑いながらストローをくるくる回す。
未知「……実はさ、昨日、UFO見たんだけど」
サエ「いやいやいや、急にどうしたの」
未知「ほんとに見たの。夜、コンビニ行ったら、空に光る円盤が……」
サエ「それ街灯じゃなくて?」
未知「ちがうってば。動いてたもん」
サエ「いや、動く街灯もあるかもよ?」
未知「聞いたことないわ。でさ、次の瞬間、記憶が飛んでたの」
サエ「寝ただけじゃないの?」
未知「違うの! 気づいたら家の布団の中だった」
サエ「……それ、普通に帰って寝たんじゃない?」
未知「ちがう! 足元に、知らない泥がついてたの」
サエ「それは……どこか寄り道したとか?」
未知「そんな記憶ないの!」
サエ「そりゃそうでしょ。記憶飛んでたんだから」
未知、じっとサエを睨む。
未知「絶対、宇宙人にさらわれたんだよ……アブダクションってやつ」
サエ「アブダクションって、そんな軽い感じで起こるものなの?」
未知「ニュースで見たもん! UFOにさらわれて、体に謎のチップ埋められるの」
サエ「で、未知のどこにチップ埋められたの?」
未知「それがわかんないんだよ!」
サエ「じゃあ埋められてないんじゃない?」
未知「いや、でも最近、急に英語が聞き取れるようになった」
サエ「それ普通にリスニングの成果では?」
未知「あと、夜になるとやたら星を見たくなる」
サエ「いや、そりゃ夜は星見るでしょ」
未知、さらに真剣な顔で。
未知「あとさ……こうやって、指を鳴らすと、自動ドアが開くの」
サエ「え、それほんと?」
未知、指を鳴らす。
ちょうどそのタイミングで、誰かがドアの前を通り、自動ドアが開く。
サエ「うん、まあ、そんなもんだと思ったよ」
未知「いや、でも昨日は……」
未知、再び指を鳴らす。
すると今度は、店内のBGMが偶然止まり、場が妙に静かになる。
サエ「……え、なに?」
未知「私、やっぱり能力に目覚めちゃったのかな」
試しに未知、もう一度指を鳴らす。
その瞬間、店員が奥から出てきて、「お待たせしました」と水を置く。
サエ「うん、それは店員さんの仕事」
未知「え、でもちょっとタイミング良すぎない?」
サエ「偶然でしょ」
未知「いや、もしかして……私、宇宙人のスパイ?」
サエ「疑うの遅すぎるでしょ」
未知、お茶をすすりながら。
未知「でもさ、私、いつもこうだったのかもしれない。人と違ってたかもしれない。小さい頃から、空を見上げることが好きだった。でも、周りはみんな『またそんなこと言ってる』って、私のことをバカにしてた。それが、今になって気づいたんだよ。もしかしたら、みんな見えないものを見てるんじゃないかって」
サエ、少し驚いた顔をする。
サエ「ちょっと、それ、どうしたの急に」
未知「だからさ、私はちょっと他の人とは違うのかもしれないんだよね。なんていうか、普通の人が気にしないことを気にしちゃうタイプっていうか」
沈黙が流れる。
サエ「なんか……ちょっと怖くなったんだけど」
未知「怖くないよ。だって、もし本当に宇宙人がいるなら、もしかしたら私がその一部になれるかもしれないんだよ? そうしたら、誰にも理解されなくても、どこでも行ける。私だけの世界に」
サエ、さらに驚いた顔。
サエ「……なんか、めっちゃロマンチックだね」
未知「そうかな?」
ふたり、お茶をすすりながらしばし沈黙。
未知「……ねえ、今日の夜も見に行かない?」
サエ「やだよ。次は私がさらわれそう」
未知「そのときは私が助ける!」
サエ「いや、記憶消されてたら無理じゃん」
未知「確かに……じゃあ、サエにもチップ埋めてもらえば大丈夫?」
サエ「いや、なんで私も宇宙人の実験台になるのよ」
未知、スマホを取り出して検索し始める。
未知「ちょっと待って、今『宇宙人 誘拐 防ぐ方法』って検索する」
サエ「いや、それ検索履歴に残るの恥ずかしくない?」
未知「いいの、命がかかってるんだから」
サエ「で、出てきた?」
未知「えーと……『帽子をアルミホイルで覆うと安全』」
サエ「なに、それ?」
未知「『宇宙人は塩に弱い』」
サエ「それナメクジじゃない?」
未知「『電波を遮断するシェルターに逃げ込め』」
サエ「もうそれ、普通に引きこもれってことじゃん」
未知、カバンをごそごそと探る。
未知「ちょっと待って、これ見て!」
未知がカバンから小さな機械を取り出す。
サエ「なにそれ?」
未知「UFO探知機!」
サエ「いや、どう見てもキッチンタイマーだけど?」
未知「ちがう! これはUFOが近づくと鳴るの!」
未知、スイッチを押す。
ピピピッ、と普通にタイマーが作動。
サエ「うん、ラーメン作るやつだね」
未知「違う! 昨日もこれが鳴って、気づいたら記憶が飛んでたの!」
サエ「そりゃセットした時間が来たから鳴ったんでしょ」
未知「うーん……」
未知、何気なく指を鳴らす。
その瞬間、また自動ドアが開く。
サエ「……え、今、誰も通ってないよね?」
未知「……」
ふたり、顔を見合わせる。
サエ「やば、ほんとに能力持ってる?」
未知「え、ちょっともう一回……」
未知がもう一度指を鳴らそうとした瞬間——
バタン、と厨房の扉が勝手に開く。
サエ「やめてやめて! なんかほんとに怖くなってきた!」
未知「え、でも……」
未知、テーブルのUFO探知機を見つめる。
ピピピッ。
未知「……ねえ、これ今、鳴った?」
ふたり、沈黙。
未知「……あ、もしかして、宇宙ってスマホ使えるのかなあ?」
サエ「え、それ気にする?」
未知「だって、もし月額いくらとかだったら、払えないじゃん」
サエ「……いや、未知、行く気満々じゃん!でもさ……もし宇宙行ったら、未知、私より速く走れなくなるのかな」
未知「え?」
サエ「だって無重力じゃん。足の速さとか関係なくなるでしょ?」
未知「……確かに」
サエ、ちょっとだけ得意げに。
サエ「よし、宇宙行こう!」
未知「え、なんで?!」
(F.O)
——終——
■喫茶店で女子高生二人が会話するという設定で、内容に「UFO、宇宙人、アブダクション」を盛り込むようにChatGPTに指示しました。約10分程度の短編映画ということで、ボリュームも指示したのですが、それは無視されました。指示の仕方が悪かったようです。具体的に文字数を明示すれば、よかったかも。全然短かったので、面白そうな部分を拡張して、伸ばしました。なお、台詞に人は関わっていません。完全にAIが生成したものです。(→最終的な微調整だけ、数カ所行いました。)
■口笛でドアが開くというネタは、AIが提案したものです。最初は、電波塔のライトが点くという、どこから発想したのかしらんけど、ユニークなものでした。それはそれで良かったけど、昼間の設定なので、代替案を求めました。さらに、一回限りでは勿体ないネタなので、もっと拡張するように指示しました。どこに入れろとは行ってませんが、それなりの流れの中に付加してきましたね。
■第6稿をAI自身に分析・批評させたところ、人物の掘り下げが足りないとか、いかにも分かったふうなこと(いや、実際だれでも同じことを思う)を宣うので、じゃあ、自分で直せば?といったところ、中盤の未知の長台詞を生成してきました。もとはもっと固くて、妙に深刻だったので、もっと女子高生らしく!と注文しました。まあ、ありきたりなフレーズですが、役者の演技次第でもっとニュアンスが生きるかもしれない。と好意的に解釈してみました。そもそもそんなシリアスなドラマじゃないからね。
■第7稿まできたところで、二人の関係性が改めて気になってきたので、アイディアの候補を求めました。これもなかなか面白い案が帰ってきたのですが採用せず、作者権限で、陸上部という設定を指示しました。頭とおしりでその要素を入れ込んで話を落とせば、まとまり感(サンドイッチ効果?)が出るのではとの思惑ですが、AIは想像以上のいい仕事をしてくれました。自分では思いつかない台詞だし、腹案ではもう少しシリアスな、情に流す感じの展開だったので、AI案の軽快さを採りました。こうしたことが見えてくるのも、AIとのやり取りが促した「気づき効果」ですね。
■これで映像化すれば9-10分くらいの尺でしょうか。ト書きはあまり積極的に書いてくれない感じはしましたね。たぶん、映画やテレビのシナリオとしは、ト書きが不足すると思います。
■ちなみに、ポスター風画像もAIが作ってくれました。なにしろこちらは非常に資源を食うようで、修正にも時間がかかり、きりがないので、これくらいで打ち切りました。現在、無料版ChatGPTではリソースの制限がかかったり、「コンテンツポリシー違反」の警告が頻発するようです。アクセスが集中しているのでしょう。ジブリ風とか新海誠風とかいった著作権的にグレーな指示はいま使えなくなったようです。
■しかも、なぜか最新で指定したプロンプトではなく、過去のプロンプト内容の記憶を引きずって画像生成しようとする特性があり、一旦過去の指示を忘れさせる指示が必要なようです。新しいチャットに切り替えればいいのかもしれないけど。逆にすぐに過去の指示を忘れてしまうとの情報も見られますが、どっちが本当なのかな?
■また、過去に作った画像を修正する場合、内部的に画像データ内の文字をOCR処理(?)して修正をかけているらしく、奇妙な文字化けが生じることがあります。このあたりの挙動はどうも怪しい。そこは、もとのプロンプトの指示内容を参照しないんだね。。。