前田司郎と中島由貴の名コンビ!伝説のNHKプレミアムよるドラマ『 徒歩7分』備忘録

NHKの演出家、中島由貴といえばこれまでも結構いいドラマを撮っていて、いまやっている大河ドラマ『光る君へ』でメイン演出を務めているけど、まあベテランですよね。

■なかでも印象深いのは劇作家の前田司郎の独特のシュールさとかダメ人間への共感とかがユニークな作品世界を醸し出す一連の単発ドラマで、2009年『お買い物』、2011年『迷子』などがそこはかとなく良かったのですが、実は連続ドラマもありました。それが2015年の『徒歩7分』です。当時、リアルタイムに感想をツイートしていたので、そのままをサルベージしておきたいと思います。『光る君へ』の応援企画ですね!

■とくに第5話の「私、今ためされてる?」は田中麗奈がずっと狭いトイレに閉じ込められたまま、必死の脱出を試みるという伝説のミニマム回。


1月25日@mari_koji
まり☆こうじ@mari_koji

前田司郎脚本のNHKドラマ『徒歩7分』まとめて3本観た。これは傑作やわ。前田司郎の書いたNHKドラマはこれまでも良品だったのだが、今回はまたいっそう凄い。演出の中島由貴とのコンビは円熟の境地。とにかく田中麗奈の舞い上がり演技のリアリティとチャーミングさが見もの。田中麗奈、新境地。


1月25日@mari_koji
まり☆こうじ@mari_koji

『徒歩7分』の田中麗奈は軽くストーカーで数年前に別れた男におなか減ったと言い募ってカップラーメンをもらって返るような無職のダメ女。だけど、そこは田中麗奈なので、こじれて、ずれてしまった孤独な女の可愛さが浮き上がってくる。綺麗なのにこんなずれ方した残念な女の人、実際いますよね。


2015年01月25日(日)3 tweetssource
1月25日@mari_koji
まり☆こうじ@mari_koji

『徒歩7分』は30過ぎてやっと親元から独立して単身生活を始めた無職の女の無為感がすごくリアルに描かれていて、中島由貴の映像表現はソフトタッチなのだけど、個人的には心の奥がヒリヒリする。身につまされる。


3月6日@mari_koji
まり☆こうじ@mari_koji

NHKの『徒歩7分』終わったね!やっぱり期待通りのいいドラマだったね!前田司郎&中島由貴の名コンビなのに、もっと話題になっていいはず!


2015年03月06日(金)2 tweetssource
3月6日@mari_koji
まり☆こうじ@mari_koji

『徒歩7分』はもちろん田中麗奈が新境地を拓いて抜群に良いのはいうまでもなく、妹役の鮎川桃果が妙にリアルな上手さを見せる。世界に向けて開いている妹と徒歩7分圏内に恐る恐る歩み出す姉との対比が絶妙。


2015年06月28日(日)1 tweetsource
6月28日@mari_koji
まり☆こうじ@mari_koji

当然の受賞ですなあ。いいドラマだった。 ⇒ 向田邦子賞に前田司郎さん 「徒歩7分」で:朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/articles/ASH474FGNH47UCVL012.html

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