中山七里
1962 スコープサイズ
BS2録画
原作■長谷川伸 脚本■宇野正男、松村正温
撮影■武田千吉郎 照明■中岡源権
美術■太田誠一 音楽■塚原哲夫
監督■池広一夫
長谷川伸モノにしてはずいぶん凡作な印象だ。劇場で初見の際も同様な印象だったが、ラストの火事で焼け落ちた集落での殺陣というアイディアは買えるものの、肝心の中村玉緒とのメロドラマがちっとも冴えないのは脚本のせいだろう。
廃屋でのゲリラ戦には池広一夫の持ち味が生かされているが、「ひとり狼」の突出した完成度には遠く及ばないのはやむを得ないとしても、もうひと練り必要だろう。
齊藤一郎かと思ったら音楽は塚原哲夫だったので驚いた。