Bluetooth接続の便利さが私をダメにする? DENONのプリメインアンプPMA-600NEを買ってみた(レビュー)

■その昔、DENONのPMA-390シリーズという安価なプリメインアンプがありまして、エントリーラインの名機として有名でした。わたしも以前に中古で所有していましたが、実際、秀逸だったと思います。ただ、上位機種と比較試聴すると、組み合わせるスピーカーによっては、低音部が投げっぱなしで制動が効かず、緩いといった不満はありました。なにしろ値段が何倍も違いますからね。
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ドンシャリて言うな!

■それが、PMA-600NEに更新され、音決めの責任者も代わって、高音と低音のバランスがフラットになって、わりとナチュラルになったよと言われています。実際のところは、値の張る上位他機種と聴き比べると、やはりドンシャリの元気路線で、その基本的な性格は前機種から受け継いでいると思いました。恐らくはエントリーラインなので、能率の悪い小型ブックシェルフと組み合わせる想定で、元気に鳴らそうとするのだと思います。ただ本機種は、低音部の緩さは引き締めて、高音部が生かされる方向と感じました。
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Bluetooth接続が便利すぎて、鼻血が出るレベル!

■で、実際に中古の出物があったので、試しに買ってみました。使ってみて特に気に入ったのは、プリメインアンプの基本性能の高さとともに、Bluetooth接続の便利さですね。

■昔からBluetooth接続は音質が悪いという固定観念があり、実際、車でスマホを接続しても、音が小さくて全く使い物にならない印象でしたが、以下のBluetoothレシーバーを使って、印象が激変した経験があります。全然、良いじゃないか。ラジオチューナー専用機の音質と比べると、確かに鮮明さ、細密さが劣る気はするけど、普段遣いならまるで違和感がない。音量、音圧も十分だし、解像度も決して悪くないぞ。読書とか執筆のBGM的に使う分には、全く不足がないのだ。
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■ただ、対応コーデックが違うので、PMA-600NEのBluetooth接続には期待していなかったけど、試しに使ってみると、スマホとあっというまに接続できるし、接続の安定性も十分で、ほぼ切れないし、音質も劣っている気がしない!コーデックは音質的に不利と言われるSBCまでの対応なのに。。。

■ちなみに、Bluetooth接続のコーデックによる音質の聞き分けは、実際むずかしいとの実験もあります。スイッチで切り替えて、聴き比べをすれば判別できるかもしれないけど、普通に聴くには何の不満も感じません。これ、不都合な真実だなあ。

■というわけで、NASにストックしたCD音源の音楽を毎日Bluetooth経由で聴いています。意外に秀逸だったプリメインアンプ、pioneerのA-D5aと比べて音質的にどうなのかという点は、後日改めて記事にしましょう。印象的には、全然劣ってないと思うけど!

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