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■原作&脚本:Kay Lenard & Jess Carneol 監督:アイダ・ルピノ、音楽:ジェリー・ゴールドスミス、撮影:ベンジャミン・H・クライン
■300年前にDVな夫を刺殺して妻も自害して呪われた古城。若い娘イブが訪れると、地下牢のなかで今まで探しても発見されなかった墓が見つかり、自害した妻の亡霊が何かを訴えようとするが。。。
■なにしろ古城のセットが映画並なので、きっと何かの映画の装置の使い回しだろうと思うけど、それにしても映像が重厚なので怪奇美だけで嬉しくなる。でもお話はロジックがよくわからなくて、英語がよく理解できないせいかとおもいきや、あちらのサイトの感想をみても同様だったので、単に脚本のできが悪いのだ。
■そもそも、300年前の夫婦の無理心中の現場に夫の母親が出てきて、後世に渡る呪いをかけるのだけど、あんた魔女なのか?殺された夫が呪うならわかるけど。原作小説を読めば理解できるのかもしれないが、意味不明だなあ。だから、なんで呪いが解けるのかも不明瞭。
■なのでお話の納得感は低いけど、とにかく古城の怪奇ムードだけは外さないので、好事家には美味しいおやつのような作品。巨大な窓には豪勢な長大なカーテンが嵐になびき、ヒロインの薄い裾長のドレスも盛大に風にたなびく。あるいは死んだ妻の亡霊がお約束どおりに画面の奥にじわっと登場するし、その際のテーマ曲がジェリー・ゴールドスミスだったりするのでワクワクさせてくれるのだが。
参考
maricozy.hatenablog.jp
ちなみに、本エピソードはこのDVDボックスには収録されていません。