マランツの人気ネットワークCDレシーバー、M-CR610の弱点とは?【レビュー/評価】

マランツのCDレシーバーM-CR610を状態のいい中古で買って、もう4年以上使っています。このレシーバーはマランツのヒット商品で、主にネットワーク関係の機能が追加され、今はM-CR612にバージョンアップしています。なんと5代目の機種だそうです。

■デジタルアンプ4台を搭載したコンパクト設計で、4chスピーカー出力設計が最大の特長。フルサイズのアンプには負けるとしても、基本的な性能が高いので、ライトな使用には不足がありません。十分パワフルに鳴っている感じです。マランツ独特の高音のキラキラした音素の鳴らし方は、人によって、少女漫画的に聞こえることもあり、好みが分かれるところですが、このレシーバーはそんな色付けもないようで、癖のない音色ですね。いま接続しているのが中古で激安で買ったVICTORのSX-F1という密閉型のスピーカーなので、トーンコントロールで低音は補強して聞いていますが、ブーミーにならず音楽には丁度いい感じです。(映画にはさすがに不足を感じるけど)

■実際のところリビングでラジオを流しっぱなしにしているので、あまり音質的に追い込んでおらず、バイアンプ接続の実力のほども試していないのは、宝の持ち腐れかもしれませんな。もう少し高いスピーカーをあてがってやりたい気もするところです。

■ただ、弱点もあって、この世代機はWifi接続が非常に不安定なんですね。アクセスポイントとは3メートルくらいしか離れていないのに、肝心なところでブツブツ切れまくるし、すぐにアクセスポイントとの接続を解除してしまう。その都度ネットワーク設定で再接続してやらないといけない。コンセントを抜いて再起動すれば戻ることもあるが、使い勝手が悪く、ストレスになることは確実。

■さらにミュージックサーバ機能にも接続できるので、NASに蓄積した音楽を呼び出せるのは非常に便利だけど、こちらはWifi接続よりも、さらに切れやすく、ほとんど実用に耐えない。ブツブツ切れまくる。非常に便利な機能だけに残念至極。

■このあたりのネットワーク機能の弱点はさすがに後継機では改善されていると信じたいが、いかがなものだろうか。買い換える価値があるのかなあ。


製品情報

M-CR610は旧型ですが、まだ売ってますね。基本、中古になりますが、状態の良い玉も少なくないので、お買い得ですね。その次の機種のM-CR611もあります。機能的にはあまり大きな違いはなさそうですね。

こちらが最新型M-CR612ですね。Amazon Musicは当然として、Amazon Alexa での音声コントロールに対応しているそうです。なんとデジタルアンプを8台搭載!パラレルBTL接続にすると通常接続よりもダンピングファクターが約2倍に向上するそうです。デジタルアンプはダンピングファクターは関係ないという話もありますが、とりあえず力が入っているのは確実ですね。なにしろ8台のアンプをフル稼働で2台のスピーカーを起動するので、音質向上は確実でしょう。ホントにそろそろ買い換えようかなあ。ランキングに参加中です。ポチッと押してください!



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