密閉型スピーカはいいぞ!ビクターの銘機SX500Ⅱを愛でる!

■ビクターのSX500Ⅱという古〜い密閉型スピーカを中古で格安で買って使っているのだが、これは確かになかなかの名機で、いまだにはきはきと綺麗に鳴っている。

■これまでオンキヨーのCR−D1、マランツのM-CR610というデジタルアンプで鳴らしてきたが、デジタルアンプの駆動力は密閉型スピーカによく合うようで、いずれもよく鳴っていた。M-CR610についてはあまり長く組み合わせていないのであれなのだが、CR−D1とは音の高低のバランス具合が違う気はした。CR−D1も駆動力に驚いたが、M−CR610もさすがに評判の良いデジタルアンプを搭載しており、音数が多く、CR−D1に比べてすっきり聞こえるのはマランツなので高音寄りで音素がキラキラしているからだろう。それでも実は低音もすっきり味ながらしっかり出ていることに徐々に気づいた。

■という経緯を経て、今度は改めてソニーのTA−F333ESRに繋いでみたら、これまた音が変わりますね。大きくは変化しないけど、高音もすっきりと透明感があり、精細だし、中低音の充実ぶりがやはり感動的。基本的に美音系のスピーカだが、映画を観るときの引き締まった重低音が筋肉質なのも驚いたが、台詞に芯が入って、発声が生々しいのが、これまた驚き。このクオリティはこれまでのデジタルアンプでは無かった。音素のクオリティが確実にアップしている。これが馬力あるアナログアンプの実力なのか。普通のテレビ番組を見るだけで、音の美しさにうっとりする。高音の素養の良さが引き立って、音素が引き締まり、しっかりと音のピントが合った感じで、それでいながら音が細くならず、むしろ音の響きが筋肉質でブリブリとした弾力がある。その特長は馬力のあるアンプの共通的な特長でもある気がするが、このスピーカの20センチウーファの実力でもあるのだろう。

■どちらかといえば小型スピーカの方が好きなのだが、大型密閉型スピーカの魅力を知ると、なかなか小型では満足できなくなるなあ。20センチウーファなので、大型というよりも中型かもしれないが、30センチウーファはさすがに二階に持って上がるのは危険だから、これが限界かな。でも、今のアンプが壊れたら、もっと馬力のあるアンプを奢る予定なので、この密閉型の名機はまだまだ使い倒せそうだ。
maricozy.hatenablog.jp

参考

思い返せば、これはなかなか質感の高いデジタルアンプでした。デジタルアンプなのにパワフルではなく、非常に大人しい音質ですが、繊細で滑らかなシルキーなアンプでした。既に売却済みですが、もう一度使ってみたい気がするなあ。

ONKYOのデジタルアンプはとにかく元気いっぱいで、結構な暴れ馬。低音の制御に難儀した記憶があります。その点は高級パーツを奢った限定版や第二世代では改善されているのかも。マランツのネットワークCDレシーバーの万能選手。最新型はM-CR612ですね。デジタルアンプ部も強力で、なかなかパワフルに鳴ります。ネットワーク、ラジオ、CDと、とにかく便利で、音も良いという出来過ぎのヒット商品。型落ちを中古で買うのも一興ですね。

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