インチキ投資話に一億円突っ込むオヤジは愛妻を奪還できるのか?ヌルい韓国活劇『無双の鉄拳』

無双の鉄拳 [Blu-ray]

無双の鉄拳 [Blu-ray]

  • 発売日: 2019/12/03
  • メディア: Blu-ray

基本情報

無双の鉄拳 ★★

感想

■人身売買組織に誘拐された愛妻を取り戻すために、借金まみれで首が回らない魚市場の仲買人がポンコツな仲間たちと強制捜査を開始する。。。というお気軽な活劇映画。最近の韓国映画らしいエッジの効いたどす黒いサスペンス要素があるかと思えば、それはほんの味付け程度で、基本的に気楽でコミカルな家族映画。
■正直、お話も演出も中途半端で特に後半は凡庸すぎて欠伸が出る。主演のマ・ドンソクのいいところが出ていない。『新 感染』が面白かったのはマ・ドンソクの大活躍のおかげだったわけだが、本作のキャラクターは工夫が足りない。
■悪役のファイナンス会社の社長を演じるキム・ソンオはノリノリの怪演で、金の力で人間の偽善を暴くことを商売&趣味とする悪魔的な人物を演じるが、終盤にキャラクターが卑小化するのは勿体ない。ちょっと草野大悟の若い頃を思い出したよ。
■借金だらけなのにキングクラブの投資話になんと1億円(単位が違うのかなあ。字幕ではそうなっていた気がするけど)も突っ込む無茶なオヤジなのに、金にルーズなその性格設定が自業自得として彼を追い詰めるのではなく、実にお気楽に回収されるので呆気にとられる。もともとそういうお気軽な映画だったわけで、先鋭的な韓国映画を期待するとガッカリしますよ。
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