7500 ★

7500
2014 ヴィスタサイズ 79分
APV

7500 (字幕版)
清水崇監督による不思議映画ですが、これは大変な事故物件。脚本のクレイグ・ローゼンバーグといえば『ゴースト・ライト』を書いて、監督した才人なのに、この脚本はどうしたことでしょう。東京行きの旅客機の中で突然乗客が変死、しかも死体が姿を消し・・・というお話を全く新味のない筋立てとやる気の感じられない演出で。オチもありきたりで、なんで今更こんな映画を撮ろうとおもったのか。謎しか残らない。
■製作は一瀬隆重なんだけど、一体何があったのだろう。撮影監督がデヴィッド・タッタサールというのも謎で、ホントかね。逆光のなかで主人公たちの顔も見えない画を平然と使っているが、昔の低予算C級映画という感じのルックですよ。映画自体が劇中の7500号のようになってしまったというメタな怪奇現象が起こっている。

参考

クレイグ・ローゼンバーグはできる子なんです!これを観ればその才能がわかるはず!
maricozy.hatenablog.jp
そして、これもクレイグ・ローゼンバーグの脚本。もっと注目されるべき。
maricozy.hatenablog.jp

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