- 作者: 円谷英二,竹内博
- 出版社/メーカー: ワイズ出版
- 発売日: 2010/12/01
- メディア: 単行本
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このシリーズの趣旨
このシリーズ記事の趣旨は、諸般の事情(単に懐が寂しいとか、在庫がないとか、既に絶版であるとか)でまだ購入してないし、読めていないけど、絶対読む価値があるので、いつかは読みたい、あるいは入手しておきたいと素直に思う本を紹介して、色んな意味で余裕のある読者のみなさまには先んじて入手して、読んでみてもらおうじゃないかというものです。
敢えて”他人の褌で相撲を取る”ことを躊躇せず、価値ある書籍を虚心坦懐に広く紹介するという、われながら良心的な(?)コーナーです。
お奨めする理由
これはもう、何も考えずに買うと良いですよ。高いけどね。
日本映画全盛期には映画の雑誌がたくさんありましてね、キネマ旬報だけでなく、ハードな映画批評誌がいくつも出てたんですよ。
その中には『映画評論』とか『映画批評』といったスターの写真なんかはなくて、ほぼ文字だけという硬い雑誌があってですね。
そんな雑誌に円谷英二は結構特撮関係の記事を書いてるんですよ。また、よりお手軽なスタッフ座談会形式も結構多い。これらは特撮研究には欠かせない、映画制作当時の実情を明かす貴重な資料なんですよ。しかし、あまりにも古い雑誌記事なもんで、ほとんど存在が忘れられていた。
そんなところを発掘するのが、さすが竹内博。歴史のかなたに忘れ去られていた特撮関係の記事がビビッドに蘇ります。いま読んでも目から鱗の事実が。。。
実は、円谷英二全盛時代から、日本の特撮映画は進歩がないなんていう批判を浴びていてですね、円谷英二がどう答えていたと思いますか?そんな記事が満載なんですよ!
特撮に関心をもつ者は、必読にして、必携ですよ。
まだ読んでないケド!