ジョン・ウィック ★★★

John Wick
2016 スコープサイズ 101分
DVD

ジョン・ウィック(字幕版)
■足を洗ったはずの凄腕殺し屋が復讐のために修羅の世界に戻ってくる・・・という単純なお話を単純に語って聞かせる、いわゆるプログラムピクチャー的活劇。あまりに単純なのでヨーロッパコープ製かと思ったが違ったね。キアヌ・リーブスの不器用な真面目さがよく出た好編。

■お話はとにかく類型的なのだが、さすがにアクション演出には斬新さがあり、といってあまり奇抜なことはしていないのだが、地下クラブに殴り込んで大殺戮をやってのける場面は痛快だ。踊るようなアクションではなく、あらかじめプログラムされたような無駄のない動きで、最小の動作で獲物をしとめてゆくキアヌの姿は斬新で美しい。『ザ・コンサルタント』も多分に影響を受けていると感じたな。

チャド・スタエルスキーという監督はアクション畑の人らしく、アクション演出の勘所をよく理解していて、画面でどんなアクションが起こっているのか、確実に観客に理解できるように映像を組み立てている。カットは長めで、アングルの切り替えもナチュラルでスムーズ。キアヌ・リーブスもせっかく自分自身でハードなアクションを演じていて、キアヌじしん、アクション映画にはオタク的なこだわりがある男だから、この演出には満足していることだろう。

■まあ、いろいろあっても最後は一対一で素手で殴り合いという古典的な構成もまあ、さもありなんといったところ。実際は、もう少し捻った見せ方にしてほしいところだな。そこはパート2に期待しよう。



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