横山秀夫サスペンス モノクロームの反転 ★★☆

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横山秀夫サスペンス モノクロームの反転
2005 ヴィスタサイズ ?分
BS-TBS録画
原作■横山秀夫 脚本■久松真一 監督■長谷川康

■真夏のミステリードラマ特集。核になるトリックがあまりにお粗末なのだが、キャストは豪華なサスペンス。何故か音楽は既成曲を使っているらしく、作曲家のクレジットは無い。近年の低予算サスペンスはそんなものなのか。捜査一課の第二班と第三班が敵対しながら一家惨殺事件にあたるというお話だが、客観的に見ると警察機構の拙さ、というか一般市民の視点を欠いた独善に見えてしまうのが辛いところ。もっと、組織内の人間像に普遍性が欲しいところだ。
■主演が段田安則だが、終始硬い表情で通すのも、華が無く、リアルな人間味が感じられない。脇役ならこれでもいいのだろうが、主役がこれでは厳しい。製作がコブラピクチャーズというのも、なんだか得体が知れない。

第三の時効 (集英社文庫)

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