ヤングシネマサマーフェスタ'08 SFXワールド

<京都・映画100年宣言記念企画>
「ヤングシネマサマーフェスタ'08 SFXワールド」開催

日時:8月23日(土)10:00〜20:30(開場9:30)
会場:京都こども文化会館(京都エンゼルハウス)

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10:00〜11:30/映画上映『大魔神』(S41 大映

12:00〜13:30/第一部ワークショップ
         「映画づくりの基本講演・
          現代特撮映画のトリック特殊撮影
          場面の技術解説とトークショー
出演:中島貞夫(映画監督)森田富士郎(撮影監督) 佛田洋(特撮監督)米田武朗(エディター)矢田精治(美術監督

14:00〜15:30/映画上映『怪竜大決戦』(S41東映

16:00〜17:30 第2部ワークショップ
 出演:中島貞夫(映画監督)原田徹(映画監督)国定玖仁男(撮影監督)松宮敏之(美術監督)佛田洋(特撮監督)米田武朗(エディター)矢田精治(美術監督

18:00〜20:30/映画上映『男たちの大和/YAMATO』(H17東映

■上記の謎のイベントに参加してきましたよ。といっても、都合で「怪竜大決戦」からの参加で、第一部ワークショップには間に合わず、森田富士郎佛田洋が揃うという珍しい現場を目撃することができなかったのが残念。

■しかし、”SFXワールド”というタイトルは、その昔80年代にはよく目にしたものだが、未だに生き残っていたとは・・・というか誰かVFXと訂正してあげてくださいよ。

■第二部ワークショップは、以前に『第5回京都映画祭 「未来への提言 -京都からのデジタル発信- 」』でも同様の内容が語られていたので、ほとんどが重複している。中島貞夫は冒頭に単独で講演のみ登場、北野の地とマキノ省三を中心とする日本映画の歴史を振り返り、矢田精治は司会担当。

■美術デザイナーの松宮敏之が新顔で、実物大大和を造るにあたって、その重量に耐えられるように造船所を選んだとのこと。普通の空き地に造営すると、次第に沈んだり傾いたりしかねないという心配があったとのこと。

佛田洋は、「今回の大和はミニチュアとかCGとかバレないように」とプロデューサーに言われて、プール撮影を断念し、水の表現に拘ったとか。最も撮影に多用されたのは1/35の大和のミニチュアで、兵隊のプラモが同じサイズで売られていたので、それが使えるかなと同じ縮尺にしたとのこと。(半分冗談?)呉市海事歴史科学館 大和ミュージアムの1/10モデルも現地で撮影され、大和のアップ気味の合成カットに使用されたが、限られた場面だけということ。確かに大きすぎるし、専用のスタジオではないので、撮影方法が限定されるだろう。

■そういえば、国定玖仁男(撮影監督)は予告されたものの不参加。会場の参加者自体も非常に少なく、天候不順とはいえ、寂しすぎた。佛田洋は「火天の城」の特撮で入洛中なのだろうか。

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