「神様のパズル」

神様のパズル (ハルキ文庫)

神様のパズル (ハルキ文庫)

■映画とは違って、原作小説はちゃんとした青春ドラマになっている。ただ、宇宙の創り方の理論の部分は、説明不足で、ある程度の予備知識がないと理解できないのは不親切であり、SF小説が一般に普及しない障壁のひとつである。
■実際、SF小説というよりも変格推理小説風青春小説と考えたほうが素直に納得できる。ヒロインの実の父親は、という映画には無い種明かしもあるよ。(蛇足という気もするが)
■”穂水”と”綿さん”という主人公のコンビはホームズとワトソンだったのね。今更気づいてますよ。

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