今更ウルトラマンネクサスでもないと思うが、懐かしくなって買ってみたよ。
円谷プロが低予算の条件下で創り上げた新機軸だが、カタルシスがいつまで持ち越されるか判らない連続ドラマ構成が観ていて辛かった。が、最近DVDでまとめて観る分にはそれなりに心地よいから、今後評価が改まる可能性もある。設定の謎ばかり気になって、ドラマ自体にコスモスのように感情移入できるキャラクターが無いのがこのシリーズの最も辛いところだ。
因みに、この本はやたらと特別撮影の写真がでかくて、文字が小さく、年寄りには読みにくいことこのうえないが、宇宙船編集部の良心か、インタビュー記事の分量が豊富で読み応えはある。それでも、各回ごとのエピソードガイドが無いのは不自然だし、スペースビースはモノクロのデザイン画だけで、着ぐるみの写真が無いのも腑に落ちない。