ウルトラマンメビウス#3「ひとつきりの命」

 第1話でいきなり隊員に「戦い方が悪い」とウルトラマンが強烈な突っ込みを入れられる異例の事態となった新シリーズだが、心配なのは設定倒れに終わらないかということだ。
 ウルトラマンという存在に対する謎解きにばかり気が行って、肝心の怪獣の描写に愛が無いのはどうなのか。我々は物語世界の設定を明かされることよりも、怪獣によって引き起こされるドラマをこそ観たいのだが。昨今の間口の狭いマニアックなアニメの真似をして設定ばかりに凝ったドラマを見せられても困るのだ。ネクサスの失敗の二の舞にならないのか?
 せっかくのバードンの復活も、なんだかな〜って感じで、結構心配している今日この頃なのだ。

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