■これまでのゴジラシリーズとは全く無関係な設定で再構築されているけど登場する怪獣たちはオリジナルの東宝怪獣のアレンジで、まるっきりプテラノドンのラドンが大量発生するのは平成ガメラテイストだけど、変態進化するゴジラはシン・ゴジラから受け継いでいる。でもジェットジャガーが大活躍するのは、マニアックというものだ。最終的には巨大化したジェットジャガーでゴジラの進撃を阻止するのだ。
■とにかくSF的な設定が煩瑣で、セリフで「紅塵」とか「オーソゴナル・ダイアゴナライザー」とか言われてもまったくピンとこないし、なかなか理解は難しく、劇的なカタルシスにも繋がっていないけど、怪獣たちや迎撃戦の活劇要素、ミニタリズム、スペクタクル要素はさすがに外さず、できが良いいので、少なくとも退屈はしない、というか、第10話『りきがくのげんり』でゴジラが完全進化する場面は、おなじみのゴジラのテーマ曲に歌詞をつけた編曲は傑作で、この場面及び楽曲だけで観る価値がある。ほんとにアニメも特撮も境が希薄になったなあと実感する場面だ。アニメでも特撮的な表現が可能になった時代に生きている。
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なんとテーマ曲はBiSHが歌っていた。今知った。このMVはなかなか楽しい。
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参考
アニメ特撮という謎ジャンルが誕生していた!特撮がCGによりアニメ化し、アニメもCGにより特撮化する。つまり、映像全部がCGに統合されるという未来予想図?
maricozy.hatenablog.jp