「恐怖の対談―映画のもっとこわい話」

■最近黒沢清のインタビューとか対談とか、本人の語りがよく本になっているのだが、確かにこの人はキャラクターに味がある。映画はある意味で独自の哲学や理屈を絵解きするという風情が濃厚なのだが、近年の発言や醸し出す人間性には、映画監督として生きる普通のおじさんの面白さが染み出している。

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