1970年、大阪万博の年の寝苦しい夏の宵をゾッとさせた「日本怪談劇場」備忘録:総合インデックス

■「日本怪談劇場」は、1970年7月から9月期に東京12チャンネルで放映されたテレビ映画です。製作は歌舞伎座プロが担当し、みるからに製作費は少ないものの、松竹系の製作会社なので、歌舞伎俳優が(たぶん安いギャラで)大挙出演して、配役は妙に豪華。当時の崩壊寸前の日本映画より配役は豪華だったと思う。

■スタッフも、当時はまだ中川信夫もバリバリ現役だったし、製作費の安さを演出家のアイディアと役者の芸で押し切る感じだった。特に中川信夫の「怪談牡丹灯籠」の前後編は怪談映画の歴史に残る傑作として有名。この回だけ、美術装置も異様に凝っているのは、やっぱり中川信夫に来てもらうからには、やりたい放題やっていいですよという制作体制だったのかなあ?

#1 「怪談蚊喰鳥」

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#2 & #3 怪談牡丹灯籠 鬼火の巻/螢火の巻

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#8 「怪談首斬り浅右衛門」

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#9 「怪談宵宮雨」

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