感想
世間を震撼させた連続誘拐殺人事件で大誤報を打ち、支社に左遷された豪太郎。7年後、女児誘拐事件が発生、7年前の未解決事件との関連性を疑い、昔の相棒 祐里の協力を得て、犯人像を探るが、社内では孤立してゆく。。。
たぶん原作小説のほうが細部のリアリティと説得力に勝るだろうと思うが、ドラマも意外と健闘している。終盤の事件解決がえらくあっさりしてるので少し拍子抜けしてしまうのだが、キャストは総じて好演で、特に竹野内豊がきまっている。まあ、時代設定が昔のことなので、言動の熱さ、濃さが昭和テイストなので、われら「昭和の子」にはかっこよく映ってしまうのかもしれない。
新人記者を鍛えながら、社内で孤立したまま未解決事件を追う記者を、まるでイーストウッド映画の主人公のように演じる。佐々部清のお仕事映画路線としても成功作で、ほんとにイーストウッド映画みたいなのだ。と言ったらちょっと褒めすぎか。
竹野内豊に感化されてゆく新人記者を演じるのが寛一郎という役者で、なんと佐藤浩市の息子ですよ。あまり似てないけど、三国連太郎の孫ですよ。ああ、ビックリした。