Man of Steel
2013 スコープサイズ 143分
DVD
■『バットマンVSスーパーマン』が気になるので予習のつもりで観たけれど、なんだかまるで面白くない映画なので、途方にくれてしまった。いかにもありがちな不出来なアメコミ映画の枠を出ておらず、143分もあるのにドラマは薄く、そもそもスーパーマンがスーパーマンらしい本来の働きをほとんど行わないという構成がマズイ。
■スーパーマンと彼を追ってきたゾッド将軍のために地上が破壊されるというお話なので、スーパーマン排撃運動が起こらないのが不思議というお話で、どこにも感情移入できる人物がいない。ただただ、派手なCG映像が垂れ流されるだけで、ドラマの盛り上げに役立っていない。
■脇役が無駄に豪華で、ラッセル・クロウがジョー・エルを演じるが、まあいかにもやる気がなさそう。ケヴィン・コスナーも重要な役柄なのに、脚本がまずくて生きない。短いシーンで強烈に印象付ける作劇ができるはずなのに、全く出来ていない。
■うーん、全くいいところの無い典型的なダメなアメコミ映画。