猿の惑星:聖戦記 ★★★

War for the Planet of the Apes
2017 スコープサイズ 140分
Tジョイ京都

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー) (竹書房文庫)
■何となく本作で完結するのかと勝手に思っていたのだが、さすがに猿の惑星だけあって、まだまだ続きます。完全に年代記を作る気ですな。巨大な壁を構築して外敵を防ごうとする狂った大佐たちを砦ごと猿たちがぶっ飛ばすという寓意的なお話。しかし、お話の中盤が監獄で猿たちが強制労働させられるというもので、殺風景な背景のなかでCGの猿たちが右往左往するだけという、異常に見栄えのしない映像が続き、よほどの猿好きでなければ、悪いけど退屈するよね、という変な映画。
■監督がマット・リーヴスなので、クライマックスにはいかにもCGらしい大掛かりな破壊シーンを見せてくれるので、劇的なカタルシスは万全なのだが、そこまでが長い長い。人間が演じていればまだしも観ていられるものの、ものが猿ですからね。どうしても冗長になってしまう。さらにウディ・ハレルソンの大佐のキャラクターに面白みがなく、演技的にも見せ場がないので、ドラマ的な緊張感が生じない。サスペンスも生じない。まさにそれこそが冗長の正体。
■脱獄映画や聖書映画を下敷きにしたのはよくわかるけど、このシリーズ、もっと人間の役者を絡ませないと、さすがに観るのが厳しいと思うなあ。でも今後、もっと人間は退化していくわけで、大丈夫なのか、続けられるのか、正直疑問だ。