慶祝!森繁大往生

■森繁が遂に、まさに遂に大往生した。日本の芸能界の一時代が終結した実感がある。
■でも、惜しいとはちっとも思わない。森繁はやるべきこと、できることのほとんどをやりつくしてこの世を去ったのだ。その極一部分しか知らないのは残念だが、慶賀の至りというものだ。人として生まれ出た命を全うしたことに、悔むべき点は皆無であろう。故に、慶祝!死すべきときに死ぬことも人の生の約束の一部なのである。

© 1998-2024 まり☆こうじ