新女賭博師 壺ぐれ肌
1971 スコープサイズ カット版
KBS京都録画
脚本■高岩肇
撮影■梶谷俊男 照明■古谷賢次
美術■加藤茂 音楽■鏑木創
監督■三隅研次
■女賭博師シリーズの最終作で、大映京都製作。監督は三隅研次だが、なにしろ大映崩壊直前の映画なので、スケールも内容も寂しい。多分10分程度カットされたバージョンだが、それにしてもやけに駆け足の展開で、脚本的にも大分無理がありそうだ。配役も小粒で、重要な役を知らない役者が演じている。
■三隅研次も所々に意欲的な構図を見せるが、江波杏子のヒロインの魅力も乏しく、渡辺文雄や伊達三郎の脂ぎった悪役ぶりが印象に残る程度。