メビウスの#9「復讐の鎧」、#10「GUYSの誇り」は小原直樹の本編演出も着実で、菊地雄一の特撮演出も盛りだくさんの力作でした。菊地雄一は佐川和夫や高野宏一の円谷プロ特撮を実に気持ちよく受け継いでくれましたね。デビュー作の「ゴジラ×メカゴジラ」ではあまりに円谷プロ特撮の色が濃すぎて東宝には嫌われたようですが。
このシリーズでは、GUYSの中で実質的に隊長的な役割を演じてしまっているリョウ隊員のはねっ返りの独走ぶりが目に余るのですが、#9ではサコミズ隊長がやっと大人の対応を見せて、溜飲が下がりましたね。ああいう思い上がった若者には釘を刺しておかないとね。
次回は遂に鈴木健二が本編、特撮の兼任で登場。何を仕出かしてくれるか、お楽しみ。
