まさか!河合優実が伊東蒼に食われた?しかも大メロドラマでビックリ!『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』

基本情報

今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は ★★★
2025 ヴィスタサイズ 127分 @アマプラ
原作:福徳秀介 脚本:大九明子 撮影:中村夏菜 照明:常谷良男 美術:橋本泰至 VFXスーパバイザー:田中貴志 監督:大九明子

感想

■関大生の主人公(萩原利久)がなぜか惹かれた女子(河合優実)と意気投合して夜明けまでビンビンに響き合う一方、バイト先の銭湯の地味な女子(伊東蒼)も、密かに彼に気があるようで。。。

■なにしろ河合優実が主演なので劇場で見逃したのを後悔したけど、ちょっと微妙な出来の映画だった。大九明子ならNHKの『かぞかぞ』の方が数段良いと思う。正直な感想だ。意外なツイストのある大メロドラマで、その構築の面白さはあるし、二人の気持ちの通ってゆく、日傘とか喫茶店とか、個々のエピソードの発想とか、展開の仕方には工夫があって、ありきたりにはなっていない。

■でも原作由来の超長セリフがあって、これは映画的にさすがにきつい。しかも、二段重ねで、中盤と終盤に出てくるから、いくらなんでも流れが失速する。前段は引いた画角で延々と撮るし、後段はビックリするくらいのアップで撮るし、その対比も狙いだけど、さすがになあ。映画は省略がキモなので、テレビドラマなら良かったかもしれないけど、映画じゃ無理。

■ただ、役者は良くて、河合優実が良いのは当然としても、対する日陰の彼女、伊東蒼が出色。『宙わたる教室』で大注目した線が細くて不健康そうなニュアンスが個性的な彼女だけど、近年NHKを中心に大活躍で、本作では河合優実を食ってしまった。信じられる?でも事実。NHKの『大阪激流伝』ではまるで河合優実のエピゴーネンにも見えた演技だけど、本作は配役の時点からえげつない罠がある。そこは、密かに大成功しているけどね。観ればわかるよ。

■ちなみに、京都でもエキストラ募集していたけど、当該シーンは伊東蒼の登場場面で、彼女にしかピンがないので、背景はほぼボケている。誰が歩いていても、顔も見えないし、ほぼ盗み撮りに見える。ボランティアも大変やなあ。


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