リオの若大将 ★★★

リオの若大将 [東宝DVDシネマファンクラブ]
リオの若大将
1968 スコープサイズ 104分
BS11
脚本■田波靖男
撮影■斎藤孝雄 照明■石井長四郎
美術■村木忍 音楽■服部克久 合成■松田博
監督■岩内克己

■シリーズ第12作で、若大将がとうとう、というか、やっと大学を卒業してしまう記念作(?)。ランニングタイムは『南太平洋の若大将』に並ぶ長さだ。実際のところ、東宝も台所事情が苦しくなっていた昭和43年としては結構な大作である。撮影は前作に続いて斎藤孝雄が担当して非常にオーソドックスで重厚なので、贅沢感のある映画になっている。この年は『怪獣総進撃』が公開されており、既に東宝特撮は縮小路線をとりつつあった時期だが、若大将シリーズは随分と豪勢だ。
■音楽が服部克久に替わったことで映画の雰囲気が多少落ち着いたムーディな感じに仕上がっているのも見所。主題歌である「ある日渚に」が上出来なので、クライマックスもこの曲で綺麗に締めくくる。元気娘、中尾ミエの投入も賑やかで、音楽映画としての見せ場も多く、シリーズ中でもかなり出来のいい作品だ。田中邦衛の父親が中村伸郎だったり、加山の剣の師匠で今東光が出演したり、とにかく盛りだくさんでゴージャスで、非常に楽しい映画。