マスターズ・オブ・ホラー2「災厄の街」

13 thirteen 「災厄の街」 [DVD]
トビー・フーパー監督による、ひたすらパワフルな怪物ホラー。24年前に父親を狂わせ、惨たらしく殺した何ものかが、再び街に戻ってきた。今度の餌食は俺に違いない・・・という単純なお話だが、これはかなりよくできたエピソード。ラストに、その何ものかがCGで登場するのは蛇足で、最後まで姿は隠しても成立するだろう。
■原作はアンブローズ・ビアスとのことだが、ほんまかいな。大幅に脚色しているだろう。何ものかの呪いの正体も、シンプルながら、アメリカという国の成り立ちに関する寓意になっているところが、このシリーズの偉いところ。
■巧みに省略しながら、街全体が阿鼻叫喚に陥っている様を描くあたりは、さすがは「スペース・バンパイア」のトビー・フーパー。脇役のテッド・ライミの怪演も痛快。脚本は、なんとリチャード・マシスンの息子のリチャード・クリスチャン・マシスンだよ。