ゼア・ウィル・ビー・ブラッド ★★☆

THERE WILL BE BLOOD
2007 スコープサイズ 158分
高槻ロコ9シネマプラス(SC2)

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド [DVD]
■正直なところ、お話の勘所がよく理解できない。ダニエル・デイ・ルイスの演じる石油王の狂気の姿を描く映画だと言われているのだが、別に狂ってはいないし、むしろその言動は非常に理解しやすいもので、血の繋がらない息子を不器用に溺愛する姿は、ごく普通のホームドラマである。
■これ要するに、地球の血液を吸い取る吸血鬼を描いた吸血鬼映画なんだろう。似非神父を、その似非ゆえに破って自分は神だと過信する吸血鬼の物語ということだろう。血の繋がらない息子を溺愛しながら自ら遠ざけるのも、息子は吸血鬼にしたくなかったからだろう。アメリカは世界の吸血鬼であるという寓話ということで、なんとなく納得はできたのだけれど・・・

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