ちょっとした野暮用でタイに出かけてきた。チェンマイで2泊とバンコクで3泊という日程だ。あわただしいスケジュールの中にも、それなりに心楽しいポイントがあるもので、何度かに分けて記録しておきたい。
今回はWILLCOMの国際ローミングについてメモ風に。
先日、2年縛りの条件はあるものの、24ヶ月払いを24ヶ月間割引するので実質負担0円というWILLCOMの太っ腹サービス、W-VALUE SELECTを利用して、AH-K3001V(京セラ)からWX320T(東芝)に機種変更した。各種キー操作のレスポンスの良さは、”もっさり”といわれたAH-K3001Vから随分改善されたが、ネット接続はOperaの方に軍配が上がり、WX320TのNetFrontは明らかに遅い。通信速度自体は向上しているはずなのだが、その分NetFrontの遅さで帳消しになっている。体感的にはネット接続の速度はほとんど変化ない感じだ。この点については、家人が機種変更したWX320K(京セラ)に負けている。
それはそうとして、今回国際ローミングがバンコクで本当に使えるのか、どの程度使えるのかを試してみた。結果、バンコク中心部(サイアム・スクエアからセントラル・ワールド付近)は実に快適に繋がる。通話の品質も国内の通話と全く変わりないし、ホテルの室内では電波の弱いところがあるが、窓際に寄れば通信状態は改善される。いつも使用しているブックマークで国内のHPが普通に見られるのに感動した。インターネットの通信速度も、国内と比べて特に遅い感じがしないのが不思議。
以上の通り、初めての国際ローミング体験はほぼ期待通りだが、最大の難点はバンコクの新国際空港であるスワンナプーム国際空港がサービスエリアに含まれていないこと。かすかにアンテナが1本立ちそうになった箇所もあるが、ほとんどは圏外だった。まだ新しい空港なのでアンテナが設置されていないのかもしれないが、バンコクの新たな玄関口でPHSが使用できないというのは、如何なものか。現地のPHSサービスは大手通信会社TRUEが担当しているので、早急に設置されることを信じたい。BTS(バンコク高架鉄道)が空港に接続するのと、どちらが先だろうか?