■ジョー・ダンテの、これまた問題作。女に性欲を感じると、性欲が暴力に転化して殺したくなってしまうという未知の感染症（？）の蔓延で、男は皆殺人鬼と化し、人類は滅亡の危機に瀕するという、大胆な着想を「ゾンビの帰郷」のサム・ハムが脚本化したものだ…

■スチュアート・ゴードンがいつものラブクラフトではなく、ポーの黒猫を忠実に映像化したもので、そつは無いものの、ラブクラフトものほどの突き抜け感が無い。黒猫の物語を主人公ポーの垣間見た幻想として処理し、それを小説に書きましたという構成なのだが…