■当然のように(?)出口王仁三郎と北一輝が共闘し、でも王仁三郎は事前に大本大弾圧で脱落。最後のほうには石原莞爾も出てくるよ。そうそう、ラヴクラフト本人も登場するのだ。北一輝は当然天皇ではない、さらに超越的な存在天帝(北極星)を崇拝していて、その最期に「天皇陛下万歳」は叫ばない。作者は佐分利信の『叛乱』の印象が強いと述懐している。
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■ただ、物語としてはドラマ性に工夫がなくて、さすがに苦しい。かなり大雑把な作りで、捻りがないよね。田中文雄は東宝、東宝映像のPで、趣味性の高い怪奇映画の名作を残したけど、怪奇幻想小説も短編に良いのがあるのだ。短編の方に本領がある気がする。




