■原案:猪瀬直樹 脚本、編集、監督:石井裕也 撮影:浜田毅 照明:長田達也? 美術:松宮敏之 音楽:岩代太郎
■なぜか東映京都撮影所で撮影されたスペシャルドラマ。豪華配役も、終戦80年だから当然といえば当然。ついに佐藤浩市が禿頭の東條首相か!特殊メイクは当然、江川悦子だけどね。
■総力戦研究所で日米開戦の是非についてフラットに合理的、客観的なシミュレーションしたら、原油を始めとする資源の枯渇で「必敗!」の結論だし、能吏の東條も実は理解しているけど、軍部はすでにやる気で膨大な予算を獲得しており、いまさら戦争しないから予算いりませんとは言えず(!)、国民だってすっかりその気!だし、明治以降の既得権益を放棄するなんて国民が支持しない!なので、既に既定路線となっていた日米開戦は避けられない。。。
■という実際の史実をもとに描いた力作。まあ、当時の超エリートが計算すれば、とうぜんそんな結論になるので、一部の超エリート層には共有されていた認識だけど、結局巨大な官僚組織は、合理的には動かない、動けないという根本的な問題を炙り出す。つまり、同じようなことは今後も起こり得るということ。官僚組織の根本的に持つ特性は、法制度も含めて、ほぼそのまま今も生き続けているからだ。(ヤバいじゃん!)
