映画『ハルビン』が物足りなかったので、この本で視点を補完する!今文学著『韓国人が知らない安重根と伊藤博文の真実』

■映画『ハルビン』が残念ながら物足りなかったので、何かもっと突っ込んだ新しい視点はないものかと探ると、ありました。『韓国人が知らない安重根伊藤博文の真実』です。

伊藤博文の評価が最新研究に基づいてかなり客観的なので安心して読めますね。安重根は、単純にいえばたまたまうまく行って暗殺に成功した義士というイメージで、偶然の積み重ねによって、たまたま英雄になった、なってしまったというのが実相だろうし、本人もこんなに上手くいくとは思っていなかっただろう。失敗は織り込み済み、あわよくば!という、まさにチンピラの鉄砲玉。映画も素直にそう描けばいいのに、韓国の国内事情として英雄にしないと製作できないわけだろう。本書に指摘されている史実や視点をモチーフにするだけで、事件の斬新な捉え直しができたはずなのに。そこは妙に腰が引けているのだ。

安重根を思想家とか文人とか持ち上げているけど、さすがに無理があって、ホントの思想家(誰?)が怒ってくるだろう。あくまで純粋な青年(でもないか?)で、根の単純な跳ね返りのチンピラというイメージしか、持てなかったな。でも、それで十分だと思うけどなあ。英雄じゃないとアカンの?

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■「歴史という過去は外国であり、そこにはわれわれの想像とは違った人たちが住んでいた」という歴史意識を持つべきといいます。まったくそのとおりだと思います。

■また、日本は連合国に降伏したけど、韓国は戦勝国になれなかったので、自力で勝利して独立できなかったという悔いがあって、それが民族的トラウマになり「恨」になったといいます。過去の歴史認識などにこだわり続ける気持ちの根源はそこにあるのですね。メンタリティの理解として、非常に腑に落ちました。

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