■『世にも奇妙な物語35周年SP』観たけど、なかなか寒々として、ある意味感慨深いものでした。
■ラインナップは以下の通り。
●「BLACK ROOM」(2001年/主演:木村拓哉/脚本・演出:石井克人)
●「夜汽車の男」(2002年/主演:大杉漣/原作&脚本:泉昌之/演出:鈴木雅之)
●「ロッカー」(1990年/主演:織田裕二/脚本:橋本以蔵/演出:瀧川治水)
●「美女缶」(2005年/主演:妻夫木聡/脚本・演出:筧昌也)
●「恋の記憶、止まらないで」(2019年/主演:斉藤由貴/脚本:諸橋隼人/演出:岩田和行)
■「BLACK ROOM」は当時CGが凄いね!という驚きがあったけど、いま観るとかなり寒い。芝居の間合いに面白みがあるのと、なんといっても樹木希林によくこんな役やらせたなあとは感心した記憶があるけど。「夜汽車の男」はほぼ虚無です。
■「美女缶」も、面白げなシチュエーションだけをばら撒いて、回収せずに終わります。一応、落ちはあるけど、『世にも奇妙な物語』は基本的に不思議な或いはサスペンスフルなシチュエーションだけで引っ張る作風で、落ちが弱かったり、ないまま終わったりしがち。本作もその傾向で、脚本書いてると、たぶん不安になるやつ。
■「ロッカー」も、脚本書いてて、捻りが弱いし、当然不自然なところが多々出てくるので、これで大丈夫か?と自問自答したはずだけど、これは演出一発勝負でした。瀧川治水、なかなかのもんです。
■「恋の記憶、止まらないで」は唯一まとまりの良い作品で、ちゃんとオチがある。というか、これは落語のサゲですね。いわゆるよくある「地口オチ」で、まあ、駄洒落で落とすヤツ。多分、脚本家も、落語のつもりで書いていると思う。それにしても強引だけどなあ!